2018年5月14日月曜日

昨日は、GW開け後、初の撮影でした。

但し、屋外での撮影は、集合時間前から小雨が降り始めていたこともあり延期。屋内を中心とした数シーンを撮影するのみとなりました。その撮影延期となったシーンには、セルフが長いシーンが含まれており、一生懸命覚えてきた若い役者さん達のテンションは、天気の様に下り気味でしたね。

屋外での撮影は延期(写真は、集合場所に向かう途中で寄った公園)

ロケ地となった喫茶店での練習風景
さて、この様に雨が降ると困るのが、実はカメラではなくマイク。カメラって意外と雨には強いのです。基本、端子類に水が入らなければ、水滴が落ちた程度では壊れはしません。と言うか、そういったカメラやレンズを使っています。無論、レンズカバー等も用意してありますから、多少の雨なら撮影は行えなくもないのです。
因みに、この映画で私が使っているカメラは、PanasonicのDC-GH5。昨年、蒲郡市形原町のあじさい祭りを撮影した時等は、あじさい=雨だろうと、わざわざ雨の日に撮影に行ったくらいです。とは言ってもずぶ濡れはさすがに駄目ですよ。



では、何故マイクが問題になるのかと言いますと。まず、マイクの種類の説明から。マイクには二種類ありまして、これらを用途によって使い分けます。

  • ダイナミックマイク:電源不必要、丈夫で比較的湿度に強い、感度が低い、
  • コンデンサーマイク:電源必要、振動や湿気に特に弱い、感度が高い、

映画やナレーション等で使うマイクは、ほとんどの場合コンデンサーマイクです。つまり、湿気に弱いマイクです。また、コンデンサーマイクには電源が必要です。電気が流れているものに水が入ったら...あとのことは想像できますよね。無論、防水タイプのコンデンサーマイクが存在しないわけではありません。ただ、価格的に高かったり、音質的に難があったりするので、あまり使われていないのです。
また、何より問題となるのが雨音。プロの音声さんがいる場合、別に雨音も録音しておいてそれを逆位相ににし、メインの音声に被せて音を相殺...なんてこともできるみたいですが、流石にそれをお願いできる人はいません。ノイズをとったりするくらいなら私でもできますが、流石に雨音を消すテクは、現時点では持ち合わせていません。
だから、この映画の様に限られた人員や機材で制作する映画の場合、雨の日の屋外撮影は、延期させざるを得ないのです。

因みに、プロの音声さんがいる現場ですと、ゼンハイザー(ドイツメーカー)のMKH-416に、全体を覆うジャマーを付け、マイクとコードの接続部に水が入らない様にしつつ、マイク集音部への水の侵入と雨音を軽減させて撮影...なんてことをするかと思います。無論、予備のマイクやジャマーも多数あるでしょうから、それらを交換しつつ。

撮影後は、スタッフと役者とで映画談議
さて、来月も撮影がありますが、来月は晴れて欲しいものです。

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