2018年5月16日水曜日

カラーグレーディングのトレーニング

この映画の編集は、加藤監督が行うことになっていますが、カラーグレーディング等の依頼があるかもしれない。と言うことで、一応カラーコレクティング、カラーグレーディングの勉強をしています。因みに、カラーコレクティング、カラーグレーディングは、色を修正して本来の色合いにしたり、敢えて色を変えて雰囲気を出したりする技術のこと。映画の画面等で、コントラスト強くて青みがかかっていたりすることがありますが、あれは、カラーグレーディングによって敢えてその様な色合いにしているわけです。

尚、私の場合は、下の写真の様な環境で、カラーコレクティング、カラーグレーディングを行っています。

カメラマンの編集環境

MiniPanelと言う装置を使って色を変えます

利用している編集ソフトは、 BlackMagicDesign社のDaVinciResolve 15 Studio と言います。それにMiniPanelと呼ばれる操作端末を取り付け、これで色を変更します。と言ってもMiniPanelは必須ではありません。基本、キーボードとマウスで操作はできるのですが、悲しいかなその方法だと絶えずマウスの操作をしなければならず、肩が凝ってしまいます。それを緩和してくれるのが、このMiniPanel。ほとんどの操作は、このMiniPanelのだけでできてしまいますので、 DaVinciResolve を使うなら是非欲しいアイテムです。廉価版のMicroPanelと言うものもありますが、操作できる範囲が半分くらいに減ります。

昼間に撮影した映像を夕方の様に

右上の線でつながったものがノード
さて、その DaVinciResolveですが、ノードと言う概念で設定を変えるので、一見するとかなり手間がかかる様に見えます。しかし、実際にこのソフトで色調整をすると、他のソフトに比べてかなり簡単にイメージを変えることができます。私の場合、元の映像を4種類 屋外、屋外の影、屋内、屋内の外光が当たるところと言ったパターンにわけ、それ用に制作したカラーグレードをカットに応じて適用します。その後、微修正と言った形をとっているので、思いのほか簡単に全体のイメージを変えることができるのです。
今回は、撮影したままの映像、それにPanasoni GH5用のLUTを当てた映像、さらに微調整を加えた映像、そして色温度、明るさ、コントラスト等を色々変えた映像を作ってみました。最後は、犬の白さは残しつつ夜の雰囲気をと思ったのですが、日光が当たっている部分がありましたので、流石に難しかったです。

左側が撮影時の状態

左側は、カラコレ後

最後に、これによって制作した動画を張り付けておきます。夜をイメージしたカットは、青を被せることで、最初より夜らしくなりました。



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